ロイヤリティフリーの音楽には著作権があるの?
芸術作品などに関しては、著作権があるのが基本となります。この著作権とは知的財産権の1つであり、個人の作品を保護するものになります。例えば、音楽を作った人がいた場合、その音楽を販売することにより収益を得ることができるわけです。もちろんその音楽が多くの人に愛されているあるいは必要とされている場合に限りますが、そのようなものであればかなりの財産を得ることができるでしょう。
ところがこの音楽に対して著作権と呼ばれるものがなければ、誰でも自由にその音楽を売却しても良いことになります。形がないもののため、音をコピーしてそのまま売却するような海賊版などが合法化されれば、直ちに市場は混乱するかもしれません。一方で、音を作った作詞・作曲家に加えその音を演奏した人たちは、その人たちの権利が保護されないことになってしまいます。そのような意味において、非常に重要な権利が著作権と呼ばれるものです。
もしこれを害した場合には、損害賠償請求等がされるため注意をしなければいけません。よく20,000,000円の請求を認めるなどといった裁判がありますが、誰かの権利を侵害した可能性が高くなります。
最近はパソコンやスマートフォンなので、ロイヤリティフリーの楽曲などが少なくありません。これはないかと言えば、要するに無料で使って良いと言われるものです。ただ、完全に自由に使えるわけでは無いことを理解しておいた方が良いです。フリーと言われれば、何でも自由に使って良さそうなイメージがあるかもしれませんが、言葉をその通りに読むのではなく正しい意味を理解して使うことが混乱を避けるための第一歩といえます。
ちなみに、ロイヤリティーフリーのものに関しては、利用規約と呼ばれるものが存在しています。この利用規約を丁寧に読んでいる人はほとんどいないかもしれません。それを読み始めると、かなりの時間がかかってしまうだけでなく、内容が法律の条文のようになっており、頭の中が複雑に絡まったコンセントのように混乱してしまいます。そのため、全てを読む必要はありませんが、利用規約の中に利用制限等があるケースが少なくありません。例えば、個人の楽しみのために使うの良いですが、それで商売をしてはいけないといったものまでさまざまです。
実際どのような場面で使う人が多いかと言えば、youtubeやインスタ音楽そしてティックトックなどになります。ティックトックに関しては、tiktok音源の著作権などもありやや話が複雑になるでしょう。