人気の映画から音楽を特集
有名海外映画のサウンドトラックは、音楽市場で根強い人気があります。有名作品のテーマ曲は、テレビのジングルなどで使用されることが多く、作品を観ていない人にとっても馴染みのある音楽となっています。このことからもお分かりかもしれませんが、サウンドトラックや映画に使われる音楽は映画の雰囲気を構成するにあたって、とても重要なポイントになっているのです。
スティーヴン・スピルバーグが監督をつとめたジュラシック・パークは、1993年にパート1が公開されました。当時世界1位の興行収入を達成し、日本でも話題となりました。2018年公開のジュラシック・ワールド・炎の王国まで、5作がリリースされています。この映画はバイオテクノロジーを使って蘇った恐竜のリアルな姿が特徴的です。その壮大な世界観を見事に表現したテーマ曲は、現在でも恐竜の話が登場すると流れます。YouTubeなどの動画サイトでも、ピアノやギターで演奏する動画が数多くアップされています。
1939年に公開されたオズの魔法使いの挿入歌・虹の彼方には、現在でも歌い継がれる名曲です。レイ・チャールズやフランク・シナトラなどの海外トップシンガーにもカバーされています。日本では山崎まさよしや小田和正や今井美樹がカバーしました。CMでも使われているため、日本の多くの若者も知っています。2001年に選ばれた20世紀の名曲で第1位に選ばれました。
星に願いをは、虹の彼方にと同時期に発表されました。ディズニー映画のピノキオの主題歌です。アメリカ映画主題歌ベスト100で7位に入った名曲です。ディズニーのサウンドトラックにもよく入っているので、映画を観たことがなくても聴いたことがある人も多いはずです。オルゴールに入っていたり、ピアノの練習曲に選ばれたりすることもあるから、発表から80年経ってもスタンダード曲のままです。
音楽をテーマにした映画は、当然サウンドトラックも話題になります。2018年に公開されたボヘミアン・ラプソディは、イギリスのロックバンド・クイーンのフレディ・マーキュリーを主人公にした伝記映画です。ライブシーンの迫力と精巧さには高い評価がされていて、音楽雑誌からも特集され称賛を浴びました。実際のところ2019年2月のアカデミー賞では録音賞と音響編集賞を受賞しました。サウンドトラックはボヘミアン・ラプソディやキラー・クイーン、ウィー・ウィル・ロック・ユーなどの有名曲が並んでいます。映画を観てフレディ・マーキュリーに感情移入したあとに、サウンドトラックを聴き込むと高揚感が感じられるのでおすすめです。魔術師と形容されることもあるブライアン・メイのギターにも注目です。