隣人に優しく!お手軽防音対策5選

マンションやアパートなど、賃貸物件のトラブルで多いのが騒音問題です。隣人とのトラブルを避けるためには、日頃からの防音対策が重要になります。自分で出来る、お手軽な対策法を5つ紹介します。

1つ目は吸音シートを購入し、リビングや部屋の壁に貼る方法です。吸音シートはシート状の吸音材で、室内から出る音を吸収して周囲に聞こえ難くします。壁にシートを貼りたくない場合は、シートを立てかけておくだけでも吸音効果が発揮できます。

2つ目は吸音カーテンを使った対策で、騒音が窓から漏れるのを防ぎます。窓に吸音カーテンをかけておくと、カーテンが音を吸収してくれます。一般的な窓だとレースと厚手のカーテンをかけますが、厚手で丈が長く吸音性に優れた吸音カーテンを利用すると生活音が外に漏れにくいです。

3つ目は防音マットを使った床対策で、特にフローリングの床には有効です。防音マットは種類が豊富で、厚みも部屋に合う厚みを選択できます。走り回る子どもがいる家庭だと、階下に騒音が漏れやすくトラブルに発展するケースもあります。専用の防音マットを敷いておけばマットが振動を吸収するので、生活音が階下に漏れ難くなります。楽器の演奏をする家でも、床からの振動を軽減できる防音マットを使えば隣家への配慮ができます。防音マットは床全体に敷いた方が防音性が高くなりますが、音が出やすい場所だけに使っても効果が出ます。

4つ目は段ボールを使った対策で、お金をかけずに防音対策をしたい人向きです。引越しや配送などで使う段ボールは、厚紙の間に空気の層があるため防音材に利用できます。空気の層が音を吸収してくれるので、ダンボールを壁に置いておくだけでも防音対策になります。段ボールは1枚よりも数枚重ねた方が効果的で、DIYで簡単に吸音シートを作成できます。紙なので軽くて使いやすいですが、カビや湿気には注意が必要になります。防音対策に段ボールを利用する場合は、小まめに部屋の換気をして湿気を防ぎます。

5つ目は、テレビやオーディオ製品など音が出る機器を極力置かない方法です。どうしても必要な場合は、できるだけ壁から離しておくようにすると防音対策になります。音の出る機器は部屋の中央部に置くようにすると、音が小さくても聞こえやすいです。インテリアの配置を変えてテレビやオーディオ機器がある場所を変えるだけでも、音の漏れ方が違います。少し工夫をするだけでも、迷惑な音が近所に漏れるのを防止できます。