映画『ボヘミアン・ラプソディ』 オリジナル・サウンドトラックの魅力

2018年に公開され大ヒットした映画、ボヘミアンラプソディはクイーンを知っている世代だけではなく、若い世代の方にも好評価を獲得した名作になります。映画によって違いはありますが同時に映画サウンドトラックが販売されるケースは多く、このボヘミアンラプソディも例外ではありません。映画の大ヒットによって若い世代の方の中には、どこかで聞いたことがある楽曲がいくつもあることを知り、往年のファンの中でも再度聞き直すために購入をしている方が多い傾向にあります。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』 オリジナル・サウンドトラックの魅力

映画サウンドトラックの場合は、本来であれば映画の中で流れる楽曲を収録するものですが、このオリジナル・サウンドトラックは少し異なる構成にしていることも特徴的です。クイーンの魅力とは初期作品の中にはポップス系が多いのですが、後にロックの色が濃くなっていく様子を確認することができ、他のバンドでは真似が出来ない程の音域があることや、美しいメロディを奏でるギターソロ、ピアノのフレーズは印象深いことをあげられます。魅力はこれだけではなく代表作となるロック・バラードのボヘミアンラプソディは、曲全体が芸術のように変化をしていく特徴があり、単に音楽という分野を超えて1つの作品に仕上がっていることや、クイーン独特の美しいコーラスも引き立たせていることも魅力的です。

この映画サウンドトラックは全部で22曲収録されており、全てがクイーンの作品で構成されているのである意味では新しいベスト盤のような意味合いがあります。実際にスタジオで収録をした音源だけではなく、ライブ会場での迫力のある音源、世代に関係せずに当時の時代背景を想像できるような音源が数多くあることと、未発表曲を含んでいるので往年のファンでも聞いたことが無い音源も収録されています。オリジナル・サウンドトラックとしての販売になりますが、若い世代の方からのファンを獲得できるような映画サウンドトラックのジャンルを超えた入門編のような分かりやすい魅力を盛り込んでいることも魅力です。この映画サウンドトラックの魅力とは、クイーンの持ち味であるボーカル・ギター・ベース・ドラム・ピアノなどロックバンドの基本となるメンバー構成ですが、シンプルではなく独特の重厚感を感じ取ることができることは購入する価値の高さを実現しています。時にはツインギター、各所で重厚感のあるコーラスを特徴にすることができ、時代が過ぎ去っても忘れられない美しいフレーズが非常に多いことも該当しています。